Fluke ii910 産業用超音波カメラ

1 つのツールで部分放電を簡単に検出、位置特定、および分析できる方法

部分放電を検出するのに時間がかかりすぎて、うんざりしていませんか。ガスおよび真空のリークはもちろん、部分放電、コロナ放電の位置も特定できるように設計された ii910 超音波カメラをご紹介します。ii910 超音波カメラの画期的な技術は、配電および産業用高電圧機器の検査と保守を行うチームにとって、コスト効率が高く、安全で、効果的かつ快適なツールです。

目に見えない脅威を発見

部分放電は、チームが毎日監視している重大な問題です。絶縁体、変圧器、スイッチ装置、高電圧電力線のいずれを検査する場合でも、問題を迅速かつ早期に発見する必要があります。部分放電を検出できないと、停電、火災、爆発、またはアーク・フラッシュによる死亡の原因となる可能性があります。環境と人間の生命に及ぼす危険に加えて、その被害額も甚大なものになります。機器が停止すると、1 時間当たり何百万ドルもの損害が発生する可能性があります。また、複数の調査によると、1 つのデータ・センターの停止により、毎分 8,851 ドルもの損害が発生する可能性があります。これに加えて、米国エネルギー省の試算によると、停電は米国経済に年間 1,500 億ドルの損害を与えます。

部分放電の検査を行う主な部分

• 絶縁体
• 変圧器
• 高電圧電力線
• スイッチ装置
• 避雷器
• バスバー
• 高電圧コイル
• ブレーカー
• コンデンサー

迅速かつ安全に行う

ii910 は、リークや部分放電、機械的な不具合に関するあらゆる問題に対処するオールインワン・ツールです。必要なことすべてを、簡単に操作できます。領域または周囲環境を迅速に検査し、必要なすべての画像や動画をボタン 1 つで記録して、大型の 7 インチ・タッチスクリーン LCD に表示できます。追加のツールや機器は不要です。煩わしい補助ケーブルやデバイスを必要としない完全な機動性を備え、リークや部分放電、機械的不具合を検出し、問題を解決する優れた柔軟性を持ち合わせています。

お客様が重視する性能を備えた、フルークの信頼できる安全性

Fluke ii910 超音波カメラは、配電および産業用高電圧機器を常に点検、保守する高圧電気技師、電気試験技術者、および送電網保守チームに最適なツールです。ii910 は、高電圧機器を保守し、壊滅的な事故を予防するために、部分放電を安全、迅速、容易に検出して位置を特定します。SoundSight™ テクノロジーにより、ii910 は音を視覚的に表示し、問題のある部分を素早く特定することができます。ii910 が持つより高い周波数機能によって、早期の検出が可能になり、保守計画を早期に、容易に立てられるようになります。これが、ii910 の周波数レンジが 2 ～ 100 kHz である理由です。

アーク・フラッシュが起こる前に検出および修理

部分放電は、壊滅的な設備故障から致命的なアーク・フラッシュまで、数多くの非常に深刻で多額のコストがかかる問題を引き起こす可能性があります。これを防ぐ唯一の方法は、機器を適切に点検し、保守することです。ii910 超音波カメラは、部分放電をより迅速かつ簡単に検出できるよう設計されています。ヘッドフォンを装着して非常にかすかな音を聞き取ったり、小さな画面をのぞきこんで問題を特定したりする時代は終わりました。離れた場所から問題のある位置を特定するのに必要なものはすべて ii910 に含まれており、コードやその他の付属品がぶら下がったり絡まったりすることはありません。手に取って電源を入れ、問題を見つけ始めるだけです。

信頼のおける堅牢な製品に期待される安全性

高電圧機器の作業を行う際は安全性が重要です。フルークの製品は安全性こそが重要であり、それ以外はおまけのようなものです。ii910 超音波カメラは、特有のマイク配置と高度なアルゴリズムの組み合わせにより、120 m 離れた場所からでも部分放電とコロナ放電を検出することができます。これは、最低限必要な距離以上に離れた場所からでも、問題となるすべての部分を、効果的かつ効率的に検出できることを意味しています。外付けのコードやぶら下がっている付属品がないため、動き回っても ii910 が他の機器に絡まることはありません。また、音響画像処理技術により音の反射を検出することができるため、問題を特定するためにカメラで直視する必要もありません。つまり、キャビネットを開かなくても部分放電を見つけることができます。

トレーニングなしで、迅速、容易に検出可能

ii910 は、ほんの少しのトレーニングで、または全くトレーニングを受けなくても、誰でも使えるように設計されています。このツールを操作するために資格を取る必要はありません。ボタン 1 つで ii910 を起動し、周波数レンジを選択するだけで直ちに検査を開始し、対象領域の部分放電やリーク、機械的不具合を探します。気になる音の画像を見つけたら、ビデオや写真を撮影し、後でテキスト注釈などを追加して使用することができます。特定のリーク、部分放電、または潜在的な機械的不具合を詳しく確認するには、PDQ、LeakQ、または MecQ モードに切り替えてください。

LeakQ オンライン・レポート・ツール

• ローカル PC にインストール済みのアプリケーション
• リーク・タイプの選択不要 (測定のキャプチャー時に反映)
• レポート・テンプレートのカスタマイズが可能

LeakQ レポート

Fluke PDQ Mode™ レポーティング・ツールと音響画像処理

• Web (クラウド) ベースのソリューション
• 標準化されたレポート・テンプレート
• キャプチャーごとのリーク・タイプ選択

PDQ レポート