COMPASS® for Pressure Software
主な機能
- 圧力校正用に特別に設計され、シングル/マルチ DUT で自動シーケンスを実行。
- 許容範囲内および許容範囲外の条件を計算。
- FDA 21 CFR Part 11 準拠のセキュリティオプションを備えた、カスタマイズされたレポート用の高度なレポートエディタ。
- マルチユーザー、ネットワーク可能なアプリケーションは、Windows 7 および 10 (32 ビットまたは 64 ビット) をサポート。
製品概要: COMPASS® for Pressure Software
圧力校正管理ソフトウェア
COMPASS® for Pressure は、圧力校正ソフトウェアのすべてのニーズを備えた汎用ソフトウェアです。圧力校正ラボで圧力計測器を校正するピストン・ゲージから、生産ラインで圧力センサーの特性を評価する圧力コントローラーまで、COMPASS は校正・試験のプロセスを最大限に自動化する、すぐに導入可能なソフトウェア・ツールです。
COMPASS for Pressure は業界トップクラスの圧力校正ソフトウェアで、個別に自動化された計測機器から完全に自動化された校正システムを構築し、社内のシステム・エンジニアのリソースを消費することなく迅速に自動化へ移行できます。COMPASS ソフトウェアと Fluke 校正器営業のプロダクト・アプリケーション・スペシャリストが提供する専門的なサポートが、システムの自動化に伴う課題を解決します。
COMPASS for Pressure は、個々の圧力校正器に依存した機能を統合します。これは、より一般的なパッケージ・ソフトウェアではできない機能です。このたび、COMPASS ソフトウェアは、MET/CAL ® Plus 校正管理ソフトウェアで使用する MET/BASE データベースに、直接テスト・データをエクスポートできるようになりました。 ユーザーは、MET/TRACK® ソフトウェアを介して校正器の資産状況、設置場所、定期校正、そして顧客情報が管理できます。
被校正器を中心とした構成
COMPASS ソフトウェアは、被校正器(UUT)とその校正作業の定義から構成されています。UUT 定義では、被校正器の全ての特性を明確にします。校正作業の定義では、校正手順と、実施のための詳細を定義します。
COMPASS® ソフトウェアで利用できる圧力標準器、データ収集装置、その他の測定器などの制御装置は、ハードウェア・データベースとして設定・保存されており、実施する校正内容に応じて選択できます。Fluke Calibration の全機器、そして多くの一般の計測器が、すでに参考例としてセットアップが済んでおり、実際の被校正器として導入を簡略化できます。COMPASS® ソフトウェアの実行時には、プログラミングやインターフェイスのスキルがなくても、ハードウェアの選択を変更できます。
既存のハードウェア・セットアップに適合する柔軟性
COMPASS® は校正内容を定義したスクリプトに従うか、リアルタイムでのハードウェア選択、圧力設定、そしてユーザーによるデータ取得を行う自由な形式のいずれかで実行できます。どちらの場合も、完全な校正パラメータとデータが、包括的なデータ・ファイルとして保存されます。
豊富なプロット作成機能は、試験結果を視覚化し、COMPASS® ソフトウェアにより多様な 2D および 3D プロットを評価ができます。校正データ・ファイルは ASCII と区切り文字を使用した標準的な形式で、必要に応じてスプレッドシートなどの他の解析ツールへ簡単にインポートできます。
COMPASS® Report Editor は、使いやすくてカスタマイズ可能なテンプレートを使用する高度なレポート作成機能を COMPASS ソフトウェアに提供します。
ピストン・ゲージのサポート
COMPASS for Pressure ソフトウェアは、Fluke Calibration PG7000 および 2400 シリーズ以外にも、他社のピストン・ゲージをサポートします。複数の装置ベース、ピストン・シリンダー、そして重錘一式のデータを保存します。ピストン・ゲージの測定に影響する全てのパラメーター(ピストン・シリンダーの温度、ピストンの位置、ピストンの回転速度、環境条件、真空度)は、機器の通信機能を用い自動的に読み込むか、デフォルト値として固定するか、または測定時に手動で入力することが可能です。COMPASS ソフトウェアは、質量から圧力、または圧力から質量のモードで動作し、ユーザーに対する説明のプロンプトが試験中に表示されます。
COMPASS for Pressure では、Fluke Calibration ピストン・ゲージ・ハードウェアでサポートされる場合、自動によるピストンの浮選と質量の取り扱いが可能です。COMPASS ソフトウェアには Ruska Autofloat コントローラーと Piston Gauge Monitor の完全サポートが組み込まれており、現在の WinPrompt ソフトウェア・ユーザーは COMPASS の最新の全機能プラットフォームにアップグレードできる機会を利用できます。
高度なレポート・エディター
COMPASS® ソフトウェアの統合された Report Editor は、使いやすい高度なレポート作成機能を提供します。カスタム・テンプレート作成機能では、ほぼ制限のないカスタマイズ機能を使用できます。その動作は Microsoft Word と同じような外観で、レポートは MS Word 形式で保存できます。
COMPASS for Pressure Enhanced
COMPASS® のこの最上位のバージョンは、多くのユーザーに最大の価値をもたらします。校正作業におけるカスタム・ユーザー・マクロ、一台の UUT からの複数の出力を読み込むといった、複雑な手順をサポートします。また、RS-232、IEEE-488、または TCP/IP インターフェイスを備えたほとんどの機器との通信が可能で、他社の標準器の自動化もサポートします。
COMPASS® for Pressure Enhanced には、高度なユーザーおよびアプリケーションのための機能を持っています。これらの機能により、バルブやその他の試験補助装置の操作、校正の前後データの取得、または校正ポイント間のデータなど、より複雑な校正手順が可能になります。これらの機能を使用することで、たとえば校正中に圧力標準を切り替えや、または UUT に直接接続された真空ポンプと真空ゲージにより絶対圧のゼロの値を取得することができます。
COMPASS® for Pressure Enhanced は、環境に応じたチャンバー制御やライン圧力設定機器をサポートしています。校正手順の設定では、複数の温度またはライン圧力での繰り返し測定を指定できます。
COMPASS for Pressure Enhanced には、Visual Basic® Script を使用するマクロ機能があります。これは、単純な ASCII 文字コマンド文字列を用いず、複数のステップの通信が必要な機器向けのコマンド作成に使用されます。
COMPASS® for Pressure Basic
このバージョンは、UUT に対して基本的な校正および試験を行うために開発されました。これには、複雑な出力を伴う可能性のある UUT も含まれています。参照標準としては、Fluke Calibration の圧力標準(PPC/RPM や PG7000)、または他メーカーのピストン・ゲージ/デッド・ウェイト・テスターのいずれでもかまいません。COMPASS® for Pressure Basic には、セキュリティ・オプションやネットワーク操作などの機能が含まれています。
こちらの製品については日本国内での窓口は株式会社大手技研となっております。
ソフトウェアの機能
- 圧力校正アプリケーションのための構造
- 校正前のリーク試験および機器の慣らしを含め、単数または複数の被校正器(UUT)に対し完全に自動化された校正手順を実行
- 複数の温度での圧力設定を含めることが可能
- 全てのメーカーの圧力コントローラー、ピストン・ゲージ、信号測定装置との互換性
- 使用する機器と UUT に応じて自動化のレベルをただちに適合可能
- 許容範囲内かどうかの判定、UUT の直線性とヒステリシスのレポート
- Microsoft® Excel やその他のソフトウェアに簡単にデータをインポートでき、校正データ・ファイルを作成や、外部データベースへの出力も可能
- Microsoft Word® 形式でカスタマイズされた校正レポートを作成できるシンプルなテンプレート編集機能を持つ高度なオンボード・レポート・エディター
- FDA 21 CFR Part 11 に準拠させるために役立つ、ハードウェア設定、データ・ファイル、そしてレポートのセキュリティ・オプション
- マルチユーザー、ネットワーク接続可能なアプリケーションとデータベースのためのサイト・ライセンスも利用可能
- 詳細なマニュアルによるサポート
- 校正システムの構成と設定に関して、アプリケーションのエキスパートによるサポートが利用可能
- ニーズに合った機能、性能、価格により、2 つのバージョンを提供
- MET/TRACK® ソフトウェアですべての資産を管理できるようにする MET/TRACK® データベースに、COMPASS® データを直接エクスポート可能
- Microsoft® Windows 7 and Microsoft® Windows 10 support (32bit or 64bit)
- Report Editor フィールドを含め、アップデートされたヘルプ・ファイル
- 2 回の昇圧の試験を含むデータから繰り返し性を計算
- molbox フロー・ターミナルの圧力校正に向けたサポート
バージョン 4.0 の新機能
- Ruska 基準の自動検出のサポート
- 複数ユーザーに経済的に拡張できる同時使用ライセンス
- Ruska オートフロート・コントローラーとピストン・ゲージ・モニターの統合サポート
- フルークのコントローラー基準とともに使用して、Fluke 700 圧力モジュールを完全自動校正および調整可能
- 既存の WinPrompt メトロロジー情報を COMPASS 内へインポート
- MET/TRACK® ソフトウェアのエクスポートで、複数の標準器とカスタマイズ可能なプロンプトをサポート
こちらの製品については日本国内での窓口は株式会社大手技研となっております。
仕様: COMPASS® for Pressure Software
COMPASS® 使用情報 | COMPASS® for Pressure はインストール CD で提供されます。これは、1 台のコンピュータでの使用が意図された商標登録済みのソフトウェア・プログラムです。 |
COMPASS® for Pressure を実行するための PC の要件 | Computer with Windows® 7, 8 or 10 (32bit or 64bit) |
モデル: COMPASS® for Pressure Software