9938 MET/TEMP II
製品概要: 9938 MET/TEMP II
比較校正だけでなく、MET/TEMP II は半自動の定点校正も可能です。MET/TEMP II では、読み取りを行う前のセル内の安定待ち時間をプログラムすることができます。定点校正と比較校正を1回の校正で同時に行うこともできます。新規レポートのレイアウトには定点情報も当然含まれています。
MET/TEMP II は、校正した全ての機器およびセンサーのモデル番号、シリアル番号、校正内容、校正の有効期限を記録して追跡することができます。任意で、このデータを MET/TRACK のデータベースの情報と同期させることができます。MET/TEMP II は、お客様の名前と住所を保存してレポートに印刷することもできます。
MET/TEMP II を使用すると、精度とスループットをご自分で選択することができます。試験の設定を行う際は、設定ポイントごとに必要な安定度のレベルを指定して、要求される条件下でのみ測定が行われるようにしてください。使用した機器および設定した校正時間に基づいて、必要な精度レベルが正確に得られます。
MET/TEMP II は任意でMET/TRACK ソフトウェアとインターフェースで接続し、校正と保守の履歴、トレーサビリティ情報、および温度指示計器と熱源の配置場所を記録することができます。MET/TEMP II と MET/TRACK を組み合わせて使用することで、生産性の大きな向上が期待できます。
校正レポートは、設定データと試験結果から自動的に作成されます。各レポートは ANSI/NCSL Z540-1 の要件に完全に準拠しています。高速で、正確。そして全てが揃っています。MET/TEMP II により、レポートに企業のロゴを印刷することもできます。
MET/TEMP II には係数表アプリケーションが付属しており、データ分析用のユーティリティが含まれています。このアプリケーションは、試験済みセンサーの係数と残留電圧を計算します。温度対抵抗、温度対抵抗比、または温度対熱起電力データから表を作成することができます。温度表記は ℃、K で、増加単位は 0.01 から 100 で選択できます。
PRT の校正では、MET/TEMP II は ITS-90、IPTS-68、カレンダー・ヴァン・デューセン、および多項式関数の係数を計算できます。サーミスターの校正では、Steinhart-Hart などの多項式関数の係数を計算できます。熱電対はタイプ B、E、J、K、N、R、S、T、および AuPt の係数を計算することができます。このソフトウェアにより、係数を計算するために適切な温度が使用されていることを確認することもできます。
ITS-90 のサブレンジが必要ですか?問題ありません。表の温度レンジと増加率の変更は可能でしょうか?問題ありません。ANSI/NCSL Z540-1 に準拠したフォーマットのレポートを自社のロゴ入りで作成することは可能でしょうか?問題ありません。
データは、コンマ区切りまたはタブ区切りのテキストとして、スプレッドシートや他の統計分析ソフトウェアにエクスポートすることもできます。MET/TEMP II は他にも多くの機能を備えていますが、一番の強みは全てを自動化できることです。
ドライウエル、バス、温度指示計器、校正プロセス全体を制御することができます。また、試験機器および試験中のセンサーに関するデータを保存できます。
MET/TEMP II を使用するには、RS-232 (COM)ポートが1つ必要です。最大 6 台の機器を PC をインターフェースで接続することができるハードウェアが同梱されています。機器をこのハードウェアに接続するには、追加のヌルモデム・ケーブルが必要です(同梱されていません)。お使いのコンピュータに RS-232 (COM)ポートがありませんか?問題ありません。USB-RS232コンバーターを使ってコンピュータに仮想 COM ポートを追加することができます。
MET/TEMP II と MET/TRACK データベースとを連動させるには MET/TRACK v7.01 以降をインストールしてあること、および MET/TEMP II のライセンス(別途販売)を購入して MET/TRACK データベースに適用する必要があります。