9936A LogWare III ソフトウェア

LogWare III は環境条件データを記録、検索、分析するために企業全体で使用できるクライアント/サーバー・アプリケーションです。LogWare III はクライアント/サーバー、マルチユーザー環境、または単独の PC にスタンドアロン・システムとして、インストールできます。

LogWare III は、RS-232 または TCP/IP （Ethernet）通信のいずれかを使用してモデル 1620/1620A「DewK」温湿度計から環境条件データを取得するように設計されています。また、オプションとして、IEEE 802.15.4 ワイヤレス通信プロトコルを使用したワイヤレス通信もサポートしています。

LogWare III は実質的に無制限の数の同時ログ・セッションを監視でき、それを中央データ・リポジトリに記録します。これは、多数の DewK からのデータを Ethernet、RS-232、またはワイヤレス通信経由でリアルタイムに管理できることを意味します。

データを 1 つまたは両方の DewK のセンサーからログに記録して、DewK ごとに最大 2 つの温度入力と 2 つの湿度入力を提供することができます。

LogWare III では、グラフ・トレースの色、アラーム、統計をいつでもカスタマイズできます。ログ・セッションはコンピュータから開始/停止できます。LogWare III はログ・セッションを停止することなくセンサーを取り外して交換できる「ホットスワップ」をサポートしています。また、LogWare III は保存された全データの整合性を確保するために、個人ユーザーまたはグループ / チームのパスワード、ビルトイン管理者アカウント、定義済みのユーザー・グループ、カスタマイズ可能な許可などのセキュリティ機能をサポートしています。

カスタマイズ可能な電子メール設定により、ログ・セッションの開始、終了、または停止時、DewK のバッテリー低下時、センサーの校正予定時、あるいは温度 / 湿度アラームの超過時に携帯電話や PDA などの指定された受信者に電子メールを送信できます。

DewK に保存されたデータはソフトウェアにインポートできます。これは、電力不足によってネットワークが無効になったとき、または DewK を物理的に PC やネットワークに接続できないときに便利な機能です。

データを隅々まで検索できる環境を想像したことがおありでしょうか。履歴データは、センサー別（モデル/シリアル番号）の位置またはログ・セッション別に、スプレッドシート形式のグリッドで表示できます。ログに記録されたデータを HTML、RTF、または ASCII テキスト形式でエクスポートし、解析ソフトウェアで使用したり、履歴データとグラフを印刷することが可能です。

ズーム機能付きの LogWare III のカスタマイズ可能なグラフでは、データ履歴を簡単に分析できるほか、説明の必要なデータ点を強調し、注釈を付け、後から参照することができます。LogWare III の統計には、最小、最大、散布度、平均、および標準偏差を求める関数のほか、温度の比率と湿度の測定値を追跡するための印刷レポートが含まれます。

LogWare のデータ・ログ機能には、以下が含まれています。

• 多数の DewK からのデータを Ethernet、RS-232、またはワイヤレス接続によってリアルタイムでログに記録可能
• ログ・セッションを停止することなくセンサーを取り外して交換できる「ホットスワップ」のサポート
• MET/CAL 校正および管理ソフトウェアで使用するリアルタイム・データのエクスポート
• サンプル周期は 1 秒から 24 時間までを選択可能
• 勤務時間外のリアルタイム・ロギングのために予定開始日 / 時間を選択可能
• ログ終了オプション（指定時間または数の読み値でセッションを停止）を選択可能
• 全ての読み値を中央データ・リポジトリにログ記録
• ユーザー定義のイベントに基づく選択可能な高低のアラーム（アラーム作動時には .WAV ファイルを再生する、またはページャー・ソフトウェアなどのアプリケーションを起動するように設定可能）
• LogWare のデータ・グラフ作成機能には、以下が含まれます。
• 読み取ったグラフをログ記録すると同時に統計を計算
• グラフ・トレースの色、アラーム、統計のカスタマイズ
• 温度と湿度を同じグラフまたは別個のグラフで作成
• グラフのズーム機能

LogWare のデータ分析機能には、以下が含まれます。

• 位置またはセンサー、日時の範囲に基づいて表示するデータの選択
• ログに記録された全ての読み値を表示するスプレッドシート形式のグリッド
• 統計計算
• ログに記録されたデータを各種ファイル・タイプにエクスポート
• 任意の読み値に強調や注釈を添付可能
• 複数のウィンドウを同時に開くことができます。

LogWare のセキュリティ機能には以下が含まれます。

• 管理機能を実行するためのビルトイン管理者アカウント
• 個人ユーザーまたはチーム用のユーザー・アカウント
• 各ユーザー・アカウントの権限をカスタマイズ可能にし、それぞれが使用できるソフトウェア機能を制限
• ログイン時にユーザー名とパスワードを要求
• ログインを許可 / 拒否する個人ユーザー・アカウントの有効化 / 無効化
• ログイン・ユーザー、センサー、および使用を許可/拒否する場所の有効化/無効化

LogWare では、これらの追加機能も提供します。

• ログ・セッションの開始、終了、または停止時、DewK のバッテリー低下時、センサーの校正予定時、あるいは温度 / 湿度アラームの超過時などに、携帯電話や PDA を含む指定された受信者に電子メールを送信できるようにするカスタマイズ可能な電子メール設定
• 中央データ・リポジトリに保存されたデータをネットワーク上にある全ての LogWare III クライアント・コンピューターで表示可能
• HTML、RTF、ASCII テキストなど複数のファイル・タイプにデータをエクスポート
• レポートやグラフの印刷
• データ点に対する注釈の添付