コンパクト温度校正バス 6330/7320/7340/7380

6330

6330 は、最大 300 ℃ までの高温領域をカバーしています。300 ℃ における安定度が ±0.0015 ℃ 以下、均一度が ±0.020 ℃ 以下と優れているため、このような高温でも総合不確かさ ±0.05 以下での校正が簡単に行えます。より低い温度領域での安定度、均一度はさらに優れています。

6330 は幅が 305 mm、高さは 470 mm しかなく、容易にベンチトップで利用できて場所をとりません。キャスターおよび保管スペース付きのカート（オプション）を利用すると、フロアーで使用する際にちょうどよい高さになり、付属のキャビネットにラボの備品を収納することもできます。作り付けのハンドルにより、カートやベンチトップからの移動が容易です。どこで使用する場合も、あちこちに移動させて使用する場合でも、6330 ならば頭を悩ませる必要はありません。

7320、7340

オプションのフロアー・カート（ロック付きキャスター付属）で、必要な場所に容易に移動できます。（6330、7320、7340 で使用可能。7380 にはキャスターが付属しています。）

幅広い作業環境をカバーするモデル 7320 と 7340 は、低温度校正の要求にもお応えします。7320 は –20 ℃ から 150 ℃ までをカバーし、7340 はさらに低温の –40 ℃ まで対応します。両モデルとも 0 ℃以下での安定度は ±0.005 ℃ という優れたもので、均一度も ±0.006 ℃ 以下です。0 ℃ 以下の温度でも、室温や体温でも、また高温領域で重要な 100 ℃ や 122 ℃ といった温度においても、Fluke Calibration のコンパクト・バスほどの性能のユーティリティ・バスは他にありません。

7380

超低温においては、7380 は短時間で –80 ℃ に到達し、その後 2 シグマの安定度±0.006 ℃ を維持します。7380 は冷却装置や循環装置ではなく、計測標準レベルのバスです。最高 ±0.008 ℃ の均一度を誇り、温度装置の比較校正を高い精度で行うことができます。

いずれのモデルにも RS-232 シリアル・インターフェース、および9930 Interface-it ソフトウェアが付属しており、PC からバスを制御することができます。また、ブラック・スタックなどの Fluke Calibration の温度指示計器と併用すれば無人の自動校正が可能です。

Fluke Calibration は、冷却装置、循環装置などのいわゆるユーティリティ・バスは製造していません。またユーティリティ・バスのメーカーは計測標準レベルのバスは製造していません。最善の成果を得るために、作業に求められる必要な正しいバスをご使用ください。Fluke Calibration が提供するバスほど安定度、均一度に優れたバスは他に見つからないでしょう。ハート・サイエンティフィックのバスは他のバスでは得られない優れた校正結果をご提供します。