PPCH-G 自動ガス圧力コントローラー/校正器

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製品概要: PPCH-G 自動ガス圧力コントローラー/校正器

水晶振動式基準圧力トランスデューサー(Q-RPT)モジュール

PPCH-Gの傑出した圧力測定仕様は、独自の水晶振動式基準圧力トランスデューサー(Q-RPT)モジュールによって可能になります。

Q-RPTは、圧力により生じる水晶の自然発振周波数の変化を測定することによって、圧力を測定します。Q-RPTモジュールで使用するために、各トランスデューサーは、自動一次圧標準を使用して個別に評価され、特性化されています。必要なレベルの直線性、再現性、安定度を示すトランスデューサーのみが選択されています。15年を超える数千の水晶振動式圧力トランスデューサーの経験から生まれた独自の補償モデルを適用して、トランスファー標準器に必要な計測特性を最適化しています。

PPCHは、Q-RPTの高精度と安定度を必要としないアプリケーション向けに、低コストのユーティリティ・センサーを搭載して納入することができます。

PPCH-Gで使用可能なQ-RPT
Q-RPTの名称SI バージョン
最大レンジ
絶対圧ゲージ圧
(MPa)
米国版
最大レンジ
絶対圧ゲージ圧
(psi)
A100M10015 000
A70M7010 000
A40M406 000
A20M203 000
A10M101 500
A7M71 000

Infinite Ranging™とAutoRange™

「読み値の%」の測定の不確かさだけでなく、単一の圧力コントローラーで幅広いテスト装置に対応するため、さらに多くの機能が盛り込まれています。

必要な測定の不確かさに加えて、PPCH-Gはテストおよび校正アプリケーションにおける真のレンジアビリティに必要とされる、完全な圧力制御と適応性を発揮します。Infinite Rangingにより、PPCH-Gは多様な被測定機器への適応において、先例のない多様性を実現します。使いやすいオートレンジ機能により、テストの開始時の簡単なキー入力やリモート・コマンド文字列で、コントローラーの全機能を適応させ、特定のレンジに合わせて最適化させることができます。

オープン・アーキテクチャ

PPCH-Gコントローラーは、最大4つのQ-RPTモジュールで構成できます。これらはPPCH-Gコントローラーの内部にも外部にも配置できます。外部Q-RPTはRPM4™基準圧力モニターに搭載します。これにより、RPM4のQ-RPTは、PPCH-Gシステムの一部として、PPCH-Gによって管理されます。PPCH-Gを外部Q-RPTレンジよりも高い圧力で使用する場合、外部Q-RPTは取り外すかバルブで保護する必要があります。

PPCH-Gシステムの構成の例には次のようなものがあります 。

  • 1つまたは2つのQ-RPTを内蔵し、スタンドアローンの「1ボックス」コントローラー/校正器パッケージとして機能するPPCH-G。
  • Q-RPTを内蔵せず、外部Q-RPTを使用するPPCH-G。基準圧力測定をコントローラーからリモートで実行するシステムを構成する。この構成は、コントローラーをインストールしたままで、基準器をシステムから取り外したり(再校正のためなど)、被試験装置/システムのすぐ近くに基準測定器を配置したりする場合に適しています。
  • Q-RPTを内蔵し、PG7202ピストン・ゲージの圧力制御を自動化するPPCH-G。
  • Q-RPTを内蔵せず、低コストの自動圧力設定および制御装置として機能するPPCH-G。 

 

こちらの製品については日本国内での窓口は株式会社大手技研となっております。

仕様: PPCH-G 自動ガス圧力コントローラー/校正器

PPCH-G 全般仕様
電源仕様85~264 VAC、50/60 Hz、75 W(最大)
温度範囲15 ~ 35 °C
振動MIL-T-28800D に適合
重量(代表値)約32 kg(70 lb)
寸法高さ30 cm x幅52cm x奥行50 cm(12 in x 20.5 in x 20 in)筺体、および6U Hラック・マウント
通信ポートRS232(COM1、COM2)、IEEE-488.2
動作モードゲージ圧、絶対圧
圧力レンジ大気~100 MPa(15 000 psi)
使用液窒素、空気(その他オプション)
駆動用空気供給500~800 kPa(75~120 psi)
テスト用ガス供給制御する最大圧力よりもコントローラー・レンジの少なくとも5%より大で、コントローラー・レンジの15%以下、最低でコントローラー・レンジの70%、± 1%の安定度。テスト容量に流す間、安定した供給を維持するために十分な流量
圧力接続配管 ドライブ給気:1/8 in NPT F テスト用ガス供給: DH500 (AE F250C、HIP HF4 と同等)テスト: DH500
ユーティリティ・センサー精度/分解能 ± 0.10 % スパン/0.001 % スパンドライバー(8) 12V、1 A (最大合計出力)CE 準拠 対応可能(指定が必要)
圧力制御
制御モード

Dynamic(動的)(標準および高容量):目標圧力を維持制限内に設定し、目標値を維持するために継続的に圧力を調節します。

Static(静的):目標圧力を維持制限に設定し、制御を切り圧力を自然に安定させます。

Monotonic(単調):目標圧力に設定し、 圧力増分と同じ方向に極めて遅いランプを維持します。

Ramp(ランプ):ユーザー指定の圧力変化率を設定し、維持します。

Piston Gauge Control(ピストン・ゲージ制御): ピストン・ゲージ圧制御を自動化します。

制御精度Q-RPTスパンの±0.001%まで(標準または動的)
制御容量0~100 cc、最適50 cc(容量が多くても動作しますが、圧力の安定に時間がかかります)
スルー・レート60秒。0からフル・スケール、50 cc容量
動的モードの準備完了までの代表的時間90~150秒
最小制御圧力0.7 MPa(100 psi)
測定および吐出圧力(Q-RPT)
ウォーム・アップ時間コールド起動からは30分の温度安定時間を推奨
分解能最大1 ppm、ユーザー調節可能
予測年間安定度2読み値の± 0.005
校正A2LA認定校正レポートを添付
Q-RPT A14M~A100M 

精度1: 読み値の± 0.012%またはQ-RPTスパンの0.0036%以上5

測定の不確かさ3:読み値の ±0.013 % または Q-RPT スパンの 0.004% のいずれか大きい方5圧力の不確かさ(動的モード):読み値の ± 0.016% または Q-RPT スパンの 0.005% のいずれか大きい方5

Q-RPT A7M~A10M
確度 1

標準クラス
読み値の± 0.008%またはQ-RPTスパンの0.0024%以上5

プレミアム・クラス
読み値の± 0.005%、 オートレンジ・スパンの0.0015%、またはQ-RPTスパンの0.0005%以上6

測定の不確かさ 3

標準クラス
読み値の± 0.010%またはQ-RPTスパンの0.0030%以上5

プレミアム・クラス
読み値の± 0.008%、 オートレンジ・スパンの 0.0024%、またはQ-RPTスパンの 0.0007%以上6

測定の不確かさ(動的モード)4

標準クラス
読み値の± 0.014%またはQ-RPTスパンの 0.004%以上5

プレミアム・クラス
読み値の± 0.013%、 オートレンジ・スパンの 0.014%、またはQ-RPTスパンの 0.003%以上6

Q-RPT A14M~A100M
確度 1読み値の± 0.012%またはQ-RPTスパンの 0.0036%以上5
測定の不確かさ 3読み値の± 0.013%またはQ-RPTスパンの 0.004%以上5
圧力の不確かさ
(動的モード)
読み値の± 0.016%またはQ-RPTスパンの 0.005%以上5
  1. 直線性、ヒステリシス、再現性を組み合わせた値。
  2. AutoZero機能の定期使用を想定した場合のQ-RPTの年間予測測定安定度リミット(k=2)。ゲージ・モードの場合、大気開放時には自動的に絶対モードで参照大気圧計と比較することによって AutoZero 機能が実行されます。AutoZero を用いない場合、絶対モードの 1 年間の安定度は ± (Q-RPT スパンの 0.005 % + 読み値の 0.005 %)です。
  3. 精度、年間予測安定度、温度効果、校正の不確かさをISO「Guide to the Expression of Uncertainty in Measurement」に従って拡張(k=2)し組み合わせた場合の、印加圧力の真値からのQ-RPT指示値の最大偏差。
  4. .測定の不確かさと標準動的モード制御の維持制限を含めた真値からのPPCH-G制御圧力の最大偏差。
  5. 読み値の%はQ-RPTスパンの30~100%に適用されます。Q-RPTスパンの30%未満では、不確かさは読み値の%にQ-RPTスパンの30%を掛けて得られる定数値です。
  6. オートレンジ・スパンの100~30%では、読み値の%に測定圧力を掛けた値となります。オートレンジ・スパンの30%未満では、読み値の%にオートレンジ・スパンの30%を掛けた値となります。オートレンジ・スパンが最大Q-RPTスパンの30%未満では、読み値の%に測定圧力を掛けるか、読み値の%にQ-RPTスパンの9%を掛けるか、いずれか大きい方になります。

こちらの製品については日本国内での窓口は株式会社大手技研となっております。

モデル: PPCH-G 自動ガス圧力コントローラー/校正器

PPCH-G-nnn/M

PPCH-G™ 自動ガス圧力コントローラー/校正器、高圧用、内蔵 Q-RPT なし


ここで、
nnnM は PPCH-G コントローラーの仕様(100M、70M、40M または 20M)です。

PPCH-G-nnn/M AnnnMc1/AnnnMc2

PPCH-G™ 自動ガス圧力コントローラー/校正器、高圧用、1 または 2 個の内蔵 Q-RPT


ここで、
nnnM は PPCH-G コントローラーの仕様です。

AnnnMc1 は Hi RPT の仕様です。
C はクラスです(s = 標準、P = プレミアム、u = ユーティリティ・センサー、Hi Q-RPT はありません)

AnnnMc2 は Lo A-RPT の仕様です(最大 A70M)です。c はクラスです(s = 標準、P = プレミアム)。Lo Q-RPT がない場合は、空白のままにします。

PPCH-G 04-02

SIユニット版


PPCH-G 05-01

CE マーク


PPCH-G 06-01

筐体(ベンチ・アプリケーション用)


PPCH-G 07
PPCH-G 07

PPCH-G 08-SP

特殊液